今の国会は加計学園の問題ですべてが紛糾すると思っていましたが、ちゃんと法案の審議はしているのですね。

時事通信によると、本日の参院本会議で成立したとの速報です。

外国人に観光案内を行う「通訳案内士」の資格がなくても、有償でガイドできるよう規制緩和する改正通訳案内士法と改正旅行業法が、26日の参院本会議で自民、民進、公明各党などの賛成多数で可決、成立した。
外国人観光客の急増に対応するのが狙い。ガイドできる地域を限定した「地域通訳案内士」制度も、新たに設ける。一方、通訳案内士には定期研修の受講を義務付け、さらなる質の向上を図る。

いよいよ通訳案内士の「業務独占」がなくなり、いわゆる「名称独占」の資格に格下げとなります。

これで通訳案内士の資格がない人でも外国人観光客に有償観光ガイドができるようになり、通訳案内士の業界は一挙に超競争市場になりそうです。

通訳案内士の日当は、現在一日3万円ほどと言われていますが、それが値崩れするのが目に見えています。

旅行会社も外国人観光客の団体に通訳案内士をつける必要がなくなり、よくいるバスツアーのツアコンで用が足りることになるので、通約案内士の立場はますます弱くなりそうです。

名称独占の資格を苦労してとっても、余り報われない世界がこれから広がってきますので、通訳案内士の資格は、中小企業診断士の資格と同様に、

「なくても仕事はできるが、あったほうが箔がつく」

となること必至です。

世の中の流れですが、残念です。

 

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