ヤマト・佐川・日本郵便

ヤマト・佐川・日本郵便

宅配便は、ヤマト・佐川・日本郵便の3社で市場の9割を占めているとのことですが、個人が発送する際に利用するサービスは佐川はあまり強くなく、ヤマト・日本郵便を使う人が多いと思います。

日刊工業新聞によると、この3社の貨物量は増加傾向であると伝えています。

 ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の宅配大手3社による2017年3月期の宅配便取扱量は、個人向け電子商取引(EC)拡大を背景に、2年連続でいずれも前期実績を上回った。3社の合計荷物量は36億個で前期比約1億6000万個増えた。18年3月期は事業構造改革に取り組むヤマト運輸が荷物量抑制を計画しており、他2社への流出も想定される。

17年3月期の宅配便取扱量はヤマト運輸が約18億6700万個、佐川急便が約12億1800万個、日本郵便が約5億2100万個。日本郵便の数量は、郵便箱に投函(とうかん)する受け取り印不要の小型宅配便「ゆうパケット」を除いた。

国土交通省によると近年の国内宅配便市場は、3社の合計が全荷物量の約9割を占めてきた。全国をカバーする宅配インフラには多くの人員や拠点が必要で、維持するにも荷物量が必要なためだ。

貨物が増加すれば、通常なら「うれしい悲鳴」となるところでしょうが、昨今の人手不足もあいまって、仕事をこなす会社としての容量にも限界が来ているようです。

アマゾンを利用すればわかりますが、ひとたびネット通販を利用すると、リアル店舗に行く理由が薄れてきます。

まずは値段をネットで調べて、安いところにて買うとなりますが、ネットだとそのまま注文できるので便利です。

さらに、リアル店舗だと対応する店員が態度がよろしくないと、買った方も気分が悪く、買ったことを後悔してしまいます。ネット通販だと、その点気楽なものです。コミュニケーションの希薄化とも言いますが。

 

アマゾン貨物の激増でヤマトが苦戦しているので、ヤマトがアマゾンに強気に値上げに打って出ていますが、アマゾンは対抗措置として自社配送を始めるかと思っていましたが、いまだにその気配はありません。アマゾンが西濃運輸か福山通運を買収すれば話しは早いとは思いますが、そう易々とはいかないものですね。

アマゾンは次の一手としてコンビニ配送網を利用すればとも思いましたが、セブンイレブンは自社でネット書店を持っているので、ファミマなりと組めば・・・などと夢想しましたが、どうでしょうか。

宅配便の人たちは、町中で荷物を持って走り回っているので大変そうですが、がんばってほしいものです。

 

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