相続診断士とは、一般社団法人・相続診断士協会というところが主催している民間資格となります。

この一般社団法人は、相続関係に強い税理士法人が立ち上げた団体となります。

そのせいかもしれませんが、民法などの知識より、税法の知識に比重が高いように思われる試験問題です。

 

理念としては、相続に関して一般の方が気軽に相談できるところがないので、そのような方の受け皿として機能するような資格として、とのことです。

法律なら弁護士、移転登記なら司法書士、一般的な法律相談や書類作成なら行政書士、税法なら税理士、というように、相続に関しても専門が分かれていますが、一般の方には、どの士業に相談すれば良いか?という情報があまりありません。

そのような相続に関することを、横断的に網羅した知識をもって、相続人の皆様に「争続」ではなく「笑顔相続」で、円満な相続を迎えることができるように、という社会的使命をもって活動するというものです。

 

試験申し込み方法

申し込みは、相続診断士協会のホームページからの申し込みとなります。

クレジットカードでの決済がその場で申し込みができて便利です。

 

相続診断士の受験料は、テキスト・DVDがついて、税込み38,500円。

さらにホームページより問題集がダウンロードできます。

 

勉強方法

送られてきたDVD2枚・合計6時間を見て、テキストを読み込んで、

ホームページからダウンロードした問題を解けば、大体うかります。

 

試験に合格するための勉強というのではなく、相続についての

法律・税法などを勉強するというスタンスでいくと、苦も無く

覚えられるとおもいます。

 

試験方法

この試験方法が変わっていまして、試験申し込みの際に、

試験会場と試験日程を決めることができます。大体毎月、場所によっては

毎週試験が行われていてます。

 

試験会場にはパソコンが置かれていて、問題出題と回答はパソコンにて

行います。

一度解答して、次の問題に行っても、前の問題に戻ることも可能ですし、

最後まで解答して、また最初に戻って答え合わせというのも可能です。

試験問題は60問、解答時間は1時間です。

 

解答が終わりますと、「終了」のボタンを押すと、すぐに

点数が出てきて、合格か不合格か、その場でわかります。

合格点は70点です。

 

終了したら、表に出て受付に行くと、点数が記載された紙を

もらって、その日は終わりです。すぐに合否がでるのは、とても画期的です。

 

この試験方式は、なかなか良くできていまして、ほかの国家試験でも

導入してくれないかな?と思うほどです。

 

認定

合格は、試験終了時にすぐにわかりますが、相続診断士の認定には

時間がかかり、試験日の翌々月の10日が認定日で、そのころに

相続診断士の認定証と証票が送られてきます。

 

相続診断士の証票は、名前と認定番号だけで、写真がありません。

 

資格を取った場合のメリット

全国の都道府県に任意団体としての相続診断士会があり、そこが月に1回の

勉強会を開いています。基本的には在住・在勤している都道府県の相続診断士会に

入会できますが、出張や旅行で地方に行った際に、そこでの相続診断士会で

勉強会が行われていたら参加することができるという柔軟性があります。

 

この相続診断士会の勉強会の後には、懇親会という飲み会がありますので、

そこで異業種の方との交流が楽しめるのが最大のメリットですね。

 

デメリット(というか面倒くさい)

相続診断士は、2年に1回の更新手続きが必要で、費用が16,500円かかります。

これがデメリットですね。

 

また、懇親会という異業種交流会も、遺言・相続がテーマですので、業界が

限られます。不動産・金融・保険・士業といったところで、それ以外の一般の

会社員の方が参加されても、疎外感があるのでは?と思われます。

 

まとめ

一見受験料が高いように思われますが、DVDとテキストがついていますので、

合格までの勉強材料まですべてそろっての、この受験料ですので、まあまあの

値段かと思われます。

 

また、合格後は勉強会という交流会が月に1回ありますので、下手な異業種交流会に

参加するよりも得るものがあると思います。

 

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