土地家屋調査士 概要

土地家屋調査士 概要

cocoparisienne / Pixabay

土地・建物は高価な財産ですので、その持ち主だれかを公にするために不動産登記制度があります。

土地家屋調査士は、その土地・建物の登記をするにあたり

「表題登記」

という、その土地・建物の登記記録のはじめの1ページ目を作成して法務局に届けるのを業務にする仕事です。

その表題登記をするにあたり、土地・建物の大きさや位置関係、その土地がどこにあるか、などを図面にして提出するので、その図面作成のための測量・計測をして図面作成をします。

法律の資格とはいいながら、理系的な要素もあり、測量士・測量士補の資格を持っていれば土地家屋調査士試験の午前の部が免除になる所以です。

 

受験者数

受験者は4000人~6000人

合格者は400人台

合格率は8%台

受験者数が行政書士試験の10分の1程度です。受験者数が少ないと、それだけ市場が少ないということで、受験予備校もそんなに売り上げがあがるような資格ではないのでしょう。よって受験予備校はLECと法経学院がメジャーどころで、他はあまり参入していません。

 

試験日程

試験は、毎年8月の第4日曜日あたり。
午前の部は免除になるように、受験者の皆さんは測量士補を受験して持っています。
よって、実質的な本番は午後試験です。

午後の部は13時~15時で、
試験内容は、
択一 「不動産の表示に関する登記」につき必要と認められる事項(不動産登記法/民法他 計20問)
書式 土地1問/建物1問

筆記試験の合格発表は、例年10月下旬~11月上旬。

筆記試験は、足切り点があるので択一・書式ともまんべんなく勉強して、両方とも7割程度とれれば合格と言われています。

 

筆記試験が合格したら、口述試験です。

試験日 例年11月中旬
試験内容 業務に必要な知識について、1人15分程度の面接試験
合格発表 例年11月下旬~12月上旬

こちらの試験は、筆記が受かる知識があれば合格する試験で、落ちた人は余りいないような試験とのことです。

 

 

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