不動産業者の事務所には宅地建物取引士の設置が義務づけられています。必置資格というものですね。
10月16日(日)に試験があり、船橋の日本大学で受験してきました。予備校の予想回答で40点、まあ合格できるでしょうという点数をとることができました。
試験概要
試験日程ですが、宅建試験は通常、願書配布は7月初旬、願書受付は7月下旬まで、そして10月第3日曜日の試験という日程です。
試験時間は、午後1時から3時までの2時間、出題数は50問です。
出題形式は4肢択一式、行政書士試験などは5肢択一ですが、宅建は4肢択一。1つちがいですが、結構ちがうものです。
出題範囲
分野として下記4分野になり、この分野で合計50問です。
●権利関係
ここからは14問の出題です。
法律的には民法、借地借家法、区分所有法及び不動産登記法です。特に民法からの出題が多く、大体10題以上が民法からの出題です。
●宅建業法
ここからは20問。
宅建業法は、宅地建物取引主任者や宅建業者が守らなければいけないルールを定めています。
●法令上の制限
この分野からは8問
国土利用計画法、農地法、土地区画整理法、都市計画法、建築基準法、宅地造成等規正法、開発行為など
●その他の分野
ここからは8問出題で、税法、鑑定評価基準、地価公示、住宅金融支援機構、景品表示法、統計、土地、建物などです。
合格点
毎年誤差が出てきますが、大体7割程度で合格となります。50問ですので、35問正解が目安で、そこから2問程度の上下があります。大体7割を目指せばオーケーとなります。
点の取り方は、やはり民法・宅建業法が全部で34問なので、この勉強をしっかりとするのが王道でしょう。
宅建業法は内容は難しくはありませんが、「正解の個数はいくつか?」という個数問題が多く出るので、正確な知識が必要になります。
私の勉強方法
私の場合は、行政書士を合格しているので、民法は問題が無いので、宅建業法とその他を覚える必要がありました。
さらに、今回もテキストを購入せず、1問1答の問題集で知識を吸収・整理して、そのあと本試験形式の問題集でアウトプット訓練をしました。
1問1答問題集
ユーキャンの1問1答問題集。
これを3回繰り返しました。なんだかんだいって出るところだけ覚えることができるので、このレベルの試験の勉強にはもってこいです。
普通の過去問集より、1問1答は本自体が小さく軽いので、持ち運びが便利です。
またスピーディーに問題をこなすことができるし、1問をする時間が短いので、
「隙間時間にちょっとだけ勉強する」
ということができます。
本試験形式の問題集
この手のいわゆる「模擬試験」形式ですね。
1冊に試験3回分がついていますので、3冊買えば9回分です。
やり方として、
1.1回分ずつ時間を計って(2時間)解く。
2.答え合わせをして、35点以上取れたかどうか一喜一憂する。
3.間違えたところは重点的復習。合っているところもちゃんと復習。問題から知識を得るつもりで復習をする。
4.もう一度時間を計って解く。
5.答え合わせをする。間違えているところはちゃんと復習。
6.45点以上で合格として、それ以下ならまたもう一度。
これを9回分やると、大分ちからがつきます。
本試験形式の問題をすると、
1.試験問題の感触がつかめます
2.時間配分が身体になじみます
3.問題の問われ方が慣れてきます
4.本試験時に落ち着いて試験に臨めます
以上が私が行った宅建の勉強方法です。
初学者なら、これの前にテキスト読み込みをして、それが済んだら「1問1答」をするところから入れば、合格レベルに達することができると思います。