通訳案内士試験 私の勉強方法

通訳案内士試験 私の勉強方法

外国人観光客が激増して、今年は来日外客が2000万人を余裕に超える勢いで、その来日外客に業務(有償)で観光ガイドすることができる通訳案内士の試験は、今年も人気のようです。

 

試験概要

 

通訳案内士の試験は、1次試験と2次試験があり、当然ですが、1次試験に受かった人が2次試験を受けることができます。

1次試験の試験は8月下旬で、1次合格発表は11月中旬。

2次試験は12月中旬となります。

 

試験は、1次試験と2次試験があり、

1次試験はマークシート式の語学と、歴史・地理・一般常識の日本語での試験です。

2次試験は、選択した語学での面接試験

 

1次試験の語学は、英検1級・仏検1級・TOEIC840点以上などを保有していると免除になるという特典があります。

 

 

1次試験

 

私の取った1次試験対策ですが、私の場合はTOEIC免除組ですので、語学の対策は当然していません。

よって1次試験の語学がどのような試験かわかりませんが、この1次試験の対策をするよりかTOEIC840点を取る方がおそらくきっとカンタンと思います。

TOEICの勉強法は巷にあふれていますので、TOEICの勉強法は 「競争があれば進歩する」 を地でいっています。どんどん勉強法が進化していますので、ちゃんと正しく勉強すればTOEIC840点はクリアできると思います。

また、TOEICに使われる単語は、米国などでの生活や仕事するうえで必要なものですので、勉強して損はありません。

 

歴史・地理・一般常識の対策ですが、まずはこの本。

通訳ガイド 地理・歴史・一般常識完全対策

問題とその解説があり、そのあとに事項をまとめたページがあります。

この事項をまとめたページを一読し、問題を解き、またまとめページを一読、、といった具合に勉強をすれば、大体の必要事項を覚えることができます。

 

上記本が大体仕上がったら、次にこの本。

通訳ガイド地理・歴史・一般常識 過去問解説 平成27年度問題収録

やはり過去問ですね。

上記の”完全対策”をそこそこ仕上げてあれば、この過去問もラクラク解くことができます。

ただ、前回の平成27年試験は、それまでの過去問の傾向とはガラリと変わった問題が出ましたので、今年の平成28年は、どういう問題になるかは予想が難しいものがあります。

ですが、当然の事ながら、他の受験生もわかりません

去年は、あまりにも傾向とかけ離れた問題が出たので、受験生の1次試験の点数が低く、合格点の調整が行われました。

通常、歴史70点・地理70点・一般常識60点が合格点ですが、これ以下で受かった人がごまんといます。一般常識は40点台程度の人も受かっています。

ですので、まずは正しく傾向にあった勉強をすれば、まずは何とかなります

 

きっと、1次試験の難しいところは、語学試験でしょうから、語学免除組にとっては、1次試験はそんなに困難な難関ではありません

私も1次試験は軽々クリアーしましたので、ぜひとも頑張ってみてください。

 

 

2次試験

 

通訳案内士の試験は、1次試験と2次試験があり、当然ですが、1次試験に受かった人が2次試験を受けることができます。

1次試験の試験は8月下旬で、1次合格発表は11月中旬。

2次試験は12月中旬となります。

要は、1次試験に受かってから対策をしても、”1ヶ月しか”ないということです。

しかし、1次試験の受験後に、すぐに2次試験の対策をするのも、なかなか気乗りしないものです。なにせ1次試験に受からなければ、2次試験対策をしても、なんだか梯子を外された気分になるでしょうから。

さらに、1次試験の結果に自信がなければ、なおさらです。

 

そのようなわけで、私はどうも気乗りせずに、

「1次試験が受かったら、2次試験の事を考えよう」

「どうせ面接試験、フリートークで何か話せば大丈夫だろう」

「2次試験は受験者の8割が受かる試験だから、なんとかなるだろう」

などと悠長にしていました。

 

そうして11月中旬を迎えて、”無事”に”予想に反して”1次試験に合格し、急いで2次試験の対策をしました。

まずは、どのような試験か、傾向を探る必要があります。その場合、やはり過去問でしょう。

H26 通訳案内士試験二次口述 過去問詳解(2014年度の本試験を再現)

まずはこれを参照。

 

2次試験は3つのパートに分かれ、全部で8~9分程度。

・逐次通訳 (短い日本文を日本人試験官が読み、それを口頭で外国語訳)

・3つの題から1つを選択して、2分間のスピーチ(プレゼンテーション)

・上記のプレゼン題目についてのフリートーク

 

逐次通訳というのは、簡単そうで、なかなか難しいものです。メモを取らないと、最初に言った日本語を忘れてしまうし、メモを取っても、すぐに英語が出てくればいいが、そうで無い場合もあります。

お題を選んでも2分間スピーチも、ネタを大量に仕込んでおいて、引き出しをたくさん設けておかないと、予測できないお題に対応ができません。

 

よって、この2次試験も結構準備が大変な事が、試験1ヶ月前でわかり、結構慌てました。

2次試験は、日本人と外国人の面接官1名ずつの、合わせて2名の面前で、個別面接形式で行われるので、あまりにできが悪いと、

「よくこんな人間が、1次試験をクリアしてきたな」

などと思われてしまいます。

へんなモチベーションですが、上記のように思われたくない一心で、2次試験対策をしたようなものです。一時は2次試験の受験をやめようかとも思いましたが、せっかくなので、頑張って受けてみました。トライすれば、なんとかなるものです。

 

2次試験の自分の引き出しを作るために、下記のシリーズを使いました。

モデル・プレゼンテーション集 過去問編I (通訳案内士試験二次口述対策)

モデル・プレゼンテーション集VOL.1(通訳案内士試験二次口述対策)

CDも付属されていて、音声での暗記もできますが、その音声が著者自身の日本人音声。

「なんだこりゃ」

「こんなところでケチらずに、ちゃんと外国人を使えばいいのに」

とも思いましたが、まあヒアリングテストではなく、文面の内容を覚えなくてはならないので、日本人の方が聞き取りやすいというメリットもあります。

この文面を何度も音読し、だいたいの流れを覚えたところ、なんとか2分間スピーチの内容を自分で出てくるようになりました。

 

通訳案内士の英語は、TOEICの英語とは違い、いわゆる”観光英語”ですので、使われる単語が全然違うのも、戸惑ったところですが、通訳案内士に合格して、実際に通訳案内士の仕事をする上において必要な単語になりますので、覚えておいて損はないですし、覚えておくべきものとなります。

 

まとめますと、

TOEIC・英検(外国語検定)免除組でも、要はその基準をクリアする実力があるのですから、1次試験に受かるくらいの英語(外国語)の知識があれば、2次試験対策は、

観光英語の”単語知識”をいかに増やすか

に掛かっていると言っていいと思います。

 

 

 

 

 

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