東京シティガイド検定の2015年の試験は11月29日にあり、
受験者数 1206人
合格者数 861人
合格率 71.4%
と、”私の合格法”とエバれるような御大層な試験ではありません。
ただタクシー運転手さんには、この試験が観光タクシー認定の必要資格の一つとのことで、受からなければ職業上困る方々も存在します。そこが他のご当地検定とは違うところですね。
合格基準は、100点満点中、70点以上の得点で合格です。
テキスト
この試験には、新・大江戸東京の歩き方 東京シティガイド検定公式テキストが指定されています。まあ課題図書ですね。
この本は
- 観光都市「東京」
- 江戸東京の昔と今 その1-古代から江戸期
- 江戸東京の昔と今 その2-江戸の町を眺める
- 江戸東京の昔と今 その3-江戸の人々を眺める
- 江戸から東京へ
- 東京の変遷
- カルチャー発信地TOKYO
と、7つの章に分かれていて、それぞれさらに3~5のパートに分かれています。
東京に住んでいても、歴史などはあまり突っ込んで勉強しないものなので、東京のなりたち、相撲の歴史、落語や寄席、歌舞伎や浄瑠璃、勘亭流と寄席文字、寺社と祭り、などなど、結構知らないことがあり、勉強になります。この試験に関係なくても、読んでためになる本です。
さて、この本ですが、とにかく繰り返し読む、ということに尽きますね。最低3回、できれば7回読めば完ぺきでしょう。
やはり「7回読み」勉強法は、この試験にも威力を発揮します。
実際の試験は、細かいことを重箱の隅を突っついたような問題はありませんから、とにかく読んで、大体のところをつかめばオーケーです。
数字も、大体の数字は出ますが、細かいところは出ない試験です。
過去問
読み終わったら、今度は過去問ですね。過去問は、過去5回くらいの本試験問題とその解答が公式ページで販売されています。付属の解答は正解肢の番号のみで、解説がありません。そこらへんはちょいと不親切ですが、公式テキストをちゃんと読んでいれば大体わかる問題ですので、そんなに不自由はありませんでした。
過去問を解いて、間違えたところを覚えて、もう一度。さらに間違えたところを覚えて、さらにもう一度。それでも間違えたところがあればもう一度、そして満点になるまでやれば、もうバッチリです。
また、公式テキストの各パートの始めにはミニテストが10問ついていて、パートは全部で24あり、ミニテストは合計240問。これを全て解答できるまで覚えて、上記の過去問の満点答案を作れるようになれば、もう完ぺきでしょう。
私は上記対策をバッチリ行い、試験にのぞみ、90点を取ることができました。これだけやったんだから100点かな?と思っていましたが、そこまでは甘くはないといったところです。
合格後
合格者には、東京シティガイドクラブに入会資格があるとのことで、早速申し込みました。その活動内容は、また別途ですね。
あと、受験対策セミナーという公式勉強会があります。私は出ませんでしたが、公式セミナーだけあって、そのものズバリの”ここ出る”講義をしてくれるのですかね?まあそこまでする必要も感じないので、私は出なかったわけですが。