Niftyのお手軽クラウドPBXサービス「 Shamo ! 」

Niftyのお手軽クラウドPBXサービス「 Shamo ! 」

andresruiz / Pixabay

個人で事務所を構えていると、固定電話の必要性に疑問が生じてきます。事務所にいれば電話に出ることができますが、外出するときは携帯電話に転送となります。

この転送がくせ者で、掛かってきた電話で長電話をしてしまうと、相手は自分が掛けたから気兼ねなくしゃべりますが、こちらも転送代として事務所から携帯電話までの電話代が掛かってしまいます。

これがなかなか無視できる物では無く、だんだん転送がばかばかしくなります。

自分の携帯電話で03の番号をそのまま受けたり発信できれば、外出先でも安心ですし、転送代がかからないので、経費節約になります。私は「Shamo !」ができたての頃にすぐに導入しました。

いろいろとクラウドPBXサービスはありますが、どれもそこそこの規模の会社を想定している仕組みで、一人事務所には過剰な仕組みで値段も結構します。

その中で、この「Shamo !」は、一人でも加入できて、値段は900円と、普通にNTT加入電話に入るよりか安上がりです。

通話料金は30秒20円と携帯電話並です。この通話料で儲けているのでしょう。私の場合は発信は携帯電話の定額サービスを利用していますが、この「Shamo !」でも通話定額ができれば良いなとは期待しています。そうなれば03番号の通話定額になるので、それこそ画期的なサービスになります。

月額料金は、1ユーザーあたり900円で、10ユーザーまでは基本料金は無しとなり、10人で使うと合計9000円です。11ユーザーから基本料金1500円がかかるので、11人で使うと11400円となります。

二人以上で使用する場合は、内線電話は無料で、チャット機能もついていて、社員同士のコミュニケーション料金は無料にできます。

代表電話ひとつと、1ユーザー一つの電話番号が付与され、一人で使う場合は合計2個の電話番号が貰えます。これはちょっと多く、私の場合はもてあましています。2つの番号をどう使いこなすかが課題です。

このサービスはIP電話なので、ネット接続があれば電話ができます。よって、本当はいけないでしょうが、海外でデータ用SIMを現地購入すれば、「Shamo !」を海外でも使うことができてしまうでしょう。海外から日本国内に電話するときも、30秒20円になりますし、国内からの電話をそのまま受けることができてしまいます。03の番号ですので、海外にいても日本国内同様の仕事をすることができるのではと思います。海外に持ち出したことはまだ無いので、実際にロックが掛かっているかどうか実験したことはありませんが、仕組み上はオーケーなのではと思います。

ネックとしては、この「Shamo !」の専用アプリがどうも不安定で、勝手に終了したりするときがあるのにはちょっと困ります。まあ起動していなくても、携帯電話に転送ができるので、電話を受け損ねるということはありませんが、これもまた転送代がかかるので、あまりその様な状況は好ましくはありませんが。

現在、「Shamo !」は犯罪収益移転防止法に早急に対応するために、新規申し込みを一時的に停止し、システム改修を行っているとのことです。サービス開始してから、代表電話追加や、時間外アナウンスなど新機能を追加していますので、今後も新しい機能をどんどん追加して行ってくれることを期待しています。

 

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